プライヤーのメンテナンスに関して

日常のメンテナンス
鉗子、プライヤーなどのようにジョイントを有する製品は回転軸となるジョイントに定期的に注油を行なってください。注油により、ジョイントの動きがスムースになるだけでなく、防錆および潤滑効果を発揮します。注油は商品番号19-100スムーサー(防錆・潤滑・シャープニングオイル)を推奨いたします。

ご使用後のメンテナンス
洗浄:目視できる範囲の汚染を洗い流す。
製品に異常がないかを確認してください。異常がある場合は使用を中止して下さい。
洗浄は付着物が乾く前に行なってください。

消毒:人体に有害な微生物の感染レベルを落とす、死滅させる。
消毒後は速やかに乾燥させ水分を完全に除去してください。ジョイントを有する製品には注油をすることをお奨めします。プライヤー類の材質の変化を誘発しうる成分
(禁忌薬剤参照)を含有する薬剤のご使用はお避けください。

禁忌薬剤:
次亜塩素酸ナトリウム、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、ポビドンヨード、ホルマリン、フェノール、グルコン酸クロルヘキシジン、機能水(超酸性水、酸化水)、家庭用洗剤

滅菌:全ての微生物を死滅させ、無菌状態にする。
滅菌はエチレンオキサイドガス(EOG)滅菌、および高圧蒸気(オートクレーブ)滅菌を
推奨いたします。オートクレーブ滅菌は乾燥温度が132℃以上にならないように設定してください。または、乾燥工程を行なわず、自然乾燥させてください。高温の乾燥はプライヤー類の性能を低下させる恐れがあります。滅菌後はプライヤー類を充分に乾燥させてください。水分が残ったまま長期間保管すると、充分な滅菌効果が得られないことがあります。またプライヤー類の腐食や劣化を招きます。
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