パナデント咬合器とは

パナデント咬合器は1975年にRobert L.Leeによって開発されたモーションアナログ(ボックス型顆路)を持つ半調節性咬合器です。モーションアナログには下顎頭の運動の三次元的立体情報が組み込まれており、左右それぞれについてイミディエイトサイドシフト量により0.5mm〜2.5mm(0.5mm毎)の5種類の中から選択(標準設定は1.5mmのモーションアナログ)が出来ます。
パナデント咬合器にはPCHとPSHの2種類があります。パナデントPCH咬合器はカーブドインサイザルピンによりインサイザルピンを上下に変化させてもガイドテーブル上に接する位置は常に一定になります。パナデントPSH咬合器はストレートインサイザルピンが付いており、インサイザルピン以外はパナデントPCH咬合器と同様の構造となっております。
咬合器後方中央部に設けられたセントリックラッチ、セントリックチャネル機構によりセントリックの保持が確実に行えます。専用のフェイスボウに用意されたバイトフォークステムアッセンブリーとマウンティングフィクスチャーを用いることによりマウント時にフェイスボウを直接咬合器に装着する必要がありません。
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