アルゴンキャスター全般 Q&A

Q1.メタルが溶けにくい

A1.
真空、排気フィルターエレメントを交換してください。
A2.
メタルの形状がショットタイプならば、ルツボの中に密にセットしてください。またはメタルの量を減らすか、インゴットタイプのメタルを使用してください。
A3.
鋳造完了時、排気工程で排気音が極端に小さくなっていたら排気電磁弁が詰まっています。当社にご連絡ください。

Q2.真空ポンプが回転しない

A1.
機械背面に100Vコードのあるタイプを御使用の場合は、コンセントが抜けていないか、確認してください。
A2.
真空ポンプ用ヒューズが溶断していたら、交換してください。
A3.
オイルタイプのポンプを御使用の場合、オイル交換してください。
A3.
ヒューズを交換しても、再々溶断する時はポンプのオーバーホールが必要です。

Q3.ルツボが開きにくい

A1.
T型の場合、ルツボ受けの止めネジが緩んでいたら締め付けてください。またルツボ受けを取り外し、付着したメタルがあったら、取り除いて清掃してください。
A2.
C型の場合、ルツボ台を分解し内部のルツボ開伝達板を清掃し、また折れていたら部品交換してください。
A3.
AEの場合、ルツボ開レバーの先端にメタルが付着していたら取り除き、清掃してください。

Q4.高周波異常ランプが点灯する

A1.
ショットタイプのメタルをご使用の場合、ルツボの中に密にセットするか、メタルの量を減らしてください。
A2.
真空、排気フィルターエレメントを清掃、または交換してください。
A3.
融解工程に移るとすぐに点灯する場合、FETトランジスタの破損が考えられます。当社へご連絡ください。

Q5.冷却水異常ランプが点灯する

A1.
冷却水の交換時などで気泡が混入した場合は気泡抜きを行なってください。
A2.
冷却水ポンプが回転しているか、確認してください。回転していない時はヒューズの溶断、T型の場合は冷却ユニットに100Vが供給されているかどうか確認してください。
A3.
いずれも問題ない場合は圧力センサーなど、異常が考えられますので、当社にご連絡ください。

Q6.真空工程で真空ゲージが上がりきらない

A1.
アルゴンガスボンベがオープンになっているか確認してください。
A2.
フィルターキャップが緩んでいたら締め付けてください。
A3.
上部チャンバーOリングの一部が欠けていたら交換してください。
A4.
上下チャンバーの合体部分に飛散金属、埋没材などゴミがあれば清掃してください。
A5.
耐圧ガラスが割れていたら交換してください。
A6.
排気口より漏れていたら排気電磁弁の清掃または交換が必要です。当社にご連絡ください。

Q7.メタルが赤くなるが溶けない

A1.
メタルの量が5g以上あるか確認してください。(ノンプレシャス合金5g~60g、プレシャス合金10g~120g)
A2.
ショットタイプのメタルはルツボ内に密にセットしてください。
A3.
板状のパラはルツボ内に重ねてセットするようにしてください。
A4.
フィルターエレメントを交換してください。
A5.
耐圧ガラスが割れていたら交換してください。

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