コイスシステム概要
医療機器届出番号:26B1X00004000193
- Dr.John C.Koisの研究(回転軸から切歯までの長さが平均100mmであるという)によると、コイスデントフェイシャルアナライザーは審美性、機能性の獲得を目的とするスタディモデルの移動とマウントの手順を簡易的にするために開発されました。Dr.John C.Koisの研究はBonwillの正三角形、Monsonの球形説(4”=100.12mm)1963年のWeinberg研究などで実証、確証されています。
- Dr.John C.Koisの研究は異なる人種と性別で行われました。グラフはヒンジの中心点から上顎切歯中央切縁までの測定分布を表しています。約80%が軸と切歯間の距離の平均である100mmの5mm以内に入っています。これは、イヤーボウを比較した研究で報告されているのとほぼ同じパーセンテージです。
- 以前から歯科医は切歯と犬歯のラインを目と平行にするよう教えられています。目の位置が傾いている場合は歯牙も傾いて形成されます。歯列の正中線は重要で必ず顔面の中心線と関係します。そのため、歯列の正中線を決める顔面の中心線を記録する必要があります。そうすると、咬合平面を歯列の正中線と垂直に設定することができます。
- このシステムは三次元に関わる咬合平面の勾配と傾斜を記録します。アナライザーボウの水平部は基準となる咬合水平面を記録します。バーティカルロッドは基準となる矢状面用の顔面の中心線を記録します。回転軸と切歯の平均距離100mmは前額面の基準と関連しています。
● ゴールデンプロポーション(黄金比)
一本の直線を分割し長い線と短い線との比率が全体と長い線との比率に等しい比率をゴールデンプロポーションと言い1:1.618で最も安定し審美的に美しい比率とされております。図の一本線(A)を分けて、長い線(B)と一本線(A)の比率と短い線(C)と長い線(B)の比率が同じになるようにします。A:B=B:C=1:0.618つまり、AはBの161.8%で、BはCの161.8%になります。ゴールデンセクションデバイダー&グリッドキットはこのゴールデンプロポーションの1:1.618を測定する器具です。
● グリッドブロックによるゴールデンプロポーションの測定
付属品のグリッドブロックの用紙にはゴールデンプロポーションが組み込まれております。グリッドブロックに予め組み込まれているサイズを基準に正面観の中切歯から第1小臼歯までの4本の各々の幅のゴールデンプロポーションを測定することができます。写真左は8.5mm(中切歯近遠心幅)のグリッドブロックの用紙で写真右は7.5mm(中切歯近遠心幅)のグリッドブロックの用紙を用いて測定しております。