ジルコニアの研削研磨ステップ

ジルコニア材料を研磨する際、なかなかキズが取れない、またはツヤが出ずに時間がかかってしまうことはありませんか?

研削・研磨材には製品ごとにそれぞれ特長があり、作業に合ったものを正しく選び、使い方を知ることで作業の効率化や品質の向上につながります。

この度、ジルコニアの研削・研磨ステップを分かりやすくご紹介する動画を作成いたしました。
是非、ご覧いただき、日々の業務にお役立てください。

※この動画に使用しているビトリファイドダイヤは旧仕様です。

形態修正

ビトリファイドダイヤ

    • 隣接面 コンタクト調整
    • 推奨回転数:
      8,000~10,000min-1

      • コンタクトエリアの調整に使用し、点より少し広いエリアの調整に有効である。
      • 軽いタッチで動かしながら研削することが重要である。
    • 咬合面 咬合調整
    • 推奨回転数:
      5,000~8,000min-1

      • 咬合面の豊隆部から裂溝付近の曲面調整に有効である。
      • 軽いタッチで動かしながら研削することが重要である。

中仕上げ 研磨

ジルコシャイン コース/ミディアム

    • 隣接面 コンタクトエリア
    • 推奨回転数:
      8,000~10,000min-1

      • コンタクトエリアをビトリファイドダイヤで研削した部位に使用し、研削時のキズ(研削痕)を段階的に除去する。
      • 中速回転でゆっくりポイントを動かすことが重要である。
    • 咬合面
    • 推奨回転数:
      8,000~10,000min-1

      • 咬合面をビトリファイドダイヤで研削した部位に使用し、研削時のキズ(研削痕)を段階的に除去する。
      • 中速回転でゆっくりポイントを動かすことが重要である。
    • 隣接面 コンタクトエリア
    • 推奨回転数:
      8,000~10,000min-1

      • コンタクトエリアをジルコシャインコースで研磨した部位に使用し、研削時のキズ(研削痕)を段階的に除去する。
      • 中速回転でゆっくりポイントを動かすことが重要である。
    • 咬合面
    • 推奨回転数:
      8,000~12,000min-1

      • 咬合面をジルコシャインコースで研磨した部位に使用し、研削時のキズ(研削痕)を段階的に除去する。
      • 中速回転でゆっくりポイントを動かすことが重要である。

艶出し研磨

ジルコシャイン ファイン

    • 隣接面 コンタクトエリア
    • 推奨回転数:
      10,000~15,000min-1

      • コンタクトエリアをジルコシャインミディアムで研磨した部位に使用し鏡面が得られる。
      • ジルコシャインコースより回転数を少し上げ、ゆっくりポイントを動かしながら、コース・ミディアムより少し力を加えぎみに研磨することが重要である。
    • 咬合面
    • 推奨回転数:
      10,000~15,000min-1

      • 咬合面をジルコシャインミディアムで研磨した部位に使用し鏡面が得られる。
      • ジルコシャインコースより少し回転数を少し上げ、ゆっくりポイントを動かし、コース・ミディアムより少し力を加えぎみに研磨することが重要である。

形態修整

ビトリファイドダイヤ

    • 隣接面 コネクター除去
    • 推奨回転数:
      8,000~10,000min-1

      • 研削量が多い時には、#20形態より#11形態の方が効率的である。
      • 中速回転で「なでる」ようなタッチで十分研削でき、局所加熱の防止にもつながる。
    • 隣接面 形態修整
    • 推奨回転数:
      8,000~10,000min-1

      • 凹凸の少ない面調整に有効で、研削面が広い時には#20形態が効率的である。
      • インレーの症例で隣接面のマージン付近の調整に有効である。
    • 隣接面 形態修整
    • 推奨回転数:
      8,000~12,000min-1

      • 隣接面部の裂溝付近の調整に有効である。
      • インレーの症例で隣接面のマージン付近の調整に有効である。
    • 隣接面 コンタクト調整
    • 推奨回転数:
      8,000~10,000min-1

      • コンタクトエリアの調整に使用し、点より少し広いエリアの調整に有効である。
    • 咬合面 咬合調整
    • 推奨回転数:
      8,000~12,000min-1

      • 咬合面の豊隆部から裂溝付近の曲面調整に有効である。
    • 咬合面 咬合調整
    • 推奨回転数:
      8,000~10,000min-1

      • 小窩裂溝から豊隆部にかけた斜面の調整に有効で、隆線を残した調整が可能である。

中仕上げ 研磨

ジルコシャイン コース

    • 隣接面
    • 推奨回転数:
      8,000~10,000min-1

      • 研削時にできるキズ(研削痕)の除去に有効である。
      • 力は加え過ぎず、軽いタッチで動かしながら研磨することが重要である。
    • 隣接面
    • 推奨回転数:
      8,000~10,000min-1

      • 隣接面部の裂溝付近のキズ除去に有効である。
      • 力は加え過ぎず、軽いタッチで動かしながら研磨することが重要である。
    • 咬合面
    • 推奨回転数:
      8,000~10,000min-1

      • 咬合面の豊隆部から裂溝付近のキズ除去に有効である。
      • 力は加え過ぎず、軽いタッチで動かしながら研磨することが重要である。

艶出し研磨

  • ジルグロス

  •  + 

  • ピボットブラシ

    • 全体
    • 推奨回転数:
      8,000~10,000min-1

      • ジルコシャイン コース研磨後に残る微細なキズも、ジルグロスのみで鏡面が得られる。
      • 微細なキズの除去には、ブラシをやや強めに押し当てる感じで動かしながら研磨することが重要である。
    • ジルグロス

<使用アイテム>

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