MiCD SMILE CIRCLE MEMBER
Interview

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インタビュー

この町を選ばれた理由など
開業されるまでの経緯についてお聞かせください。

MiCD Symposium 写真1毎年参加されているフィリピンの
無医村に行くボランティア活動。
抜歯をする熊川先生(写真左)。

大学の口腔外科や国立予防衛生研究所(現国立感染症研究所)、勤務医やボランティア活動を経て、開業して3年半が経ちます。
当院の近くの高校に通っていましたから、この辺りは良く知っていました。
テナントとして当院が入っているこの場所は、私が高校時代によく通った山登り用のスポーツ用品店だったんです。
開業場所を探し歩いている途中、久しぶりにお店に立ち寄ったときに閉店するという話を聞きましてね。愛着のある町でしたからここで開業することに決めました。
これも何かの縁でしょうか。

一日にどのくらいの患者さまが来られますか。

受付から会計まで患者さんお一人当たり一時間という設定で予約を取るようにしています。
患者さんには「一回の治療にかかる時間も費用も多くなりますが、通院回数を少なくするようにしています」と説明しています。ですから、一日10人の患者さんの診療をすると「今日はたくさんの方に来ていただいたな」と思いますね(笑)。ほとんどの患者さんが働く世代(20~50代)の方ですから、治療回数が少なくて済む方が受け入れられています。また、メデアさんがいるため安心されるのか、外国人の患者さんも多いですね。

どのような治療が多いですか。

コンポジットレジンの保存修復がほとんどです。
昔のコンポジットレジンは咬合に耐えられませんでしたが、現在では臼歯部に使えるよう になりました。材料の質が飛躍的に向上したと思います。
特にMiCDSymposiumで衝撃だったのが、日野浦先生の講演で見せていただいた朝日大学・山本先生の電子顕微鏡の写真ですね。S-PRGフィラーを含む松風のビューティフィルⅡの表面には細菌の繁殖が認められなかった。正直、コンポジットレジンなんてどこも同じだと思っていましたが、あの写真を見てからビューティフィルシリーズを使っていきたいと思いました。
コンポジットレジンの操作性は向上しましたが、保存修復のテクニックで難しいのは、元あった歯と同じように隣接面を築盛することですね。私自身が窩洞形成をした場合は築盛後のイメージを持つことができますが、補綴物が脱離してから来院される場合など、欠損部分が大きくかつ元の形が分からない状態での治療は難しいですね。まだまだ勉強が必要です。

熊川先生の治療に対する思いや歯科医療に携わられる中で
感じる喜びなどをお聞かせください。

患者さんの口腔内がどのような状態であれ、まず第一に何とか患者さんの歯を残す方法はないかということを考えています。
親からもらった歯に敵うものはありませんからね。
以前メデアさんは上顎左に大きな離開があり、人に顔を見せる方向が決まっていました。そこで、その離開部分に人工歯を入れる治療をしました。今では正面を向いて人と話ができますし、以前よりも明るく素敵な笑顔で患者さんを迎えられるようになりました。
このように、歯科治療を通して人生を明るく豊かにするお手伝いができたと感じたときに「歯科医師で良かった」と思います。

ご愛用いただいているMiCDダイヤ・CRポリッシャーPS(奥)、
ビューティフィルフロープラス(中)、
ビューティフィル フロー(手前)。

エンドボックスⅡは消毒液に常に浸漬しておけるので安心とのこと。

メルサージュシリーズやダイレクトダイヤペーストもよくお使いいただいているそうです。

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