持続的な成長と
企業価値向上に繋がる役割を
果たしていきます
当社の取締役会は、議長主導のもと適切に運営されており、社内取締役と社外取締役の間では活発な議論が交わされていますので、取締役会の実効性は概ね確保されていると評価しています。 ただ、当社の経営理念「創造的な企業活動を通じて世界の歯科医療に貢献する」の具現化に向けた、中長期的な経営戦略の議論がやや不足しているように感じます。これらに関する議論を深めることで、より一層実効性のある取締役会になるのではないかと思います。
当社の指名・報酬協議会は、取締役の指名・報酬等に関する手続きの公正性、透明性、客観性を強化するため、代表取締役2名と独立社外取締役3名で構成し、議長は独立社外取締役の互選で選出しています。構成員の間では常に忌憚のない意見交換が行われていますので、指名・報酬協議会の実効性は、確保されていると評価しています。
2021年度は、代表取締役社長の交代に関する諮問がありました。コーポレートガバナンス・ガイドラインで公表している最高経営責任者の選任条項に照らしながら、構員の間で十分な審議を行い、髙見取締役を適任者として取締役会に答申しました。
社外取締役のガバナンスに関連した主たる役割は、経営全般の監督機能、持続的な成長と中長期的な企業価値の向上に繋がる助言機能を果たすことだと思います。
当社は、中長期基本方針として、連結売上高500億円、連結営業利益75億円を掲げていますので、これらの目標を実現するために、経営陣には経営リスクの排除と更なる資本効率の向上をこれからも求めていきます。(2022年6月収録)