ストレートワイヤーアプライアンスの基本概要

ストレートワイヤーアプライアンス(以下SWA)はDr.Andrewsの研究から生まれた独創的な歯列矯正装置です。SWAは歯の解剖学的情報がブラケットの3次元的立体構造に組み込まれて設計されております。ブラケットに組み込まれた正確なアンギュレーション(ティップ),トルク,イン・アウトにより患者は「6つの鍵」として特徴づけられる理想的な状態である正常咬合が獲得されます。

SWAの特徴は矯正治療にこれまで以上に客観性と合理性を導入できることです。SWAは客観的で再現性の高い矯正治療を合理的に米国の矯正専門医、 Dr.Andrewsが行った研究に基づいて開発された製品であり、多くの症例において審美的にも良好な結果が得られることが報告されています。

Dr.Andrewsの研究は矯正治療の経験のない自然な状態での正常咬合120症例についての観察から始まりました。その結果、正常咬合群に共通してみられる普遍的な6つの特徴を発見し、これを「正常咬合への6つの鍵(6Keys to Normal Occlusion)」と呼びました。このような特徴を全て備えた歯列こそ正常咬合であり矯正治療の最終的な目的、すなわち正常咬合の獲得はこの6つの特徴の獲得に他ならないと考えたのです。

A−COMPANY(A−カンパニー)のSWAはこの考え方に立って考案されたシステムであり、正常咬合群における歯に解剖学的情報をブラケットに組み込み、不正咬合における歯の位置を正常咬合のそれに的確に移動できるようになっております。Dr.Rothの提唱する咬合学上の治療目標である機能的な咬合様式(Mutually Protected Occlusion)とも合致することがDr.Rothにより示されております。
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