1.歯肉縁上、辺縁歯肉のプラーク・バイオフィルム、ステインの除去

- 歯肉縁上と歯肉辺縁など、これまで操作が難しかった部分のプラーク・バイオフィルム、軽微なステインの除去が可能。
- 歯列不正、歯間部、小窩裂溝などラバーカップでは届きにくい部分のプラーク・バイオフィルムの除去が可能。
- 広範囲に付着した軽微なステイン除去。
- インプラント周囲、補綴修復物の清掃。
- 縁上(プロフィーシステム)より優しい噴射圧の設計。
- 非接触なので、歯牙、歯肉などへのダメージを軽減。
- 補綴修復材料への負担を軽減。
スピーディーで、確かな除去能力
1/4顎を約50.0秒で、歯面のバイオフィルムが除去できます。


-
【使い方】
歯肉辺縁(ポケット内3mm未満程度まで)のバイオフィルムの除去ノズルを歯肉辺縁に向け、歯面に対して図のような距離と角度でスプレー噴射を行います。
この時、歯面全体にスプレー噴射するようにゆっくり動かします。
※ノズルを歯面より2mm以上近づけてしまうと除去能力が下がってしまうので、歯面とノズルの距離は注意して操作を行います。
-
軽微なステインの除去
ノズルを歯面に向け、歯面に対して図のような距離と角度でスプレー噴射を行います。
この時、小さく円を描くように動かします。
2.歯周ポケット内のバイオフィルムの除去

- 1ブロック面積あたり(例=臼歯部4〜5本)約60秒で、歯周ポケット内バイオフィルムを除去。
- チップと付着物が非接触で広範囲に除去できるため、届きにくい箇所も清掃が可能。
- 解析により最適化されたパウダーの流れを実現。
- 目視できない箇所でも、広範囲のパウダー噴射による清掃が可能。バイオフィルムやプラーク等の取り残しが大幅に減少。
- 柔らかなパウダー噴射で、歯周ポケット内を傷つけず、優しくトリートメント。
- アクセス性と歯肉への安全性を追求した、柔軟性のあるプラスチックノズルを採用。
- 補綴修復材料へのダメージを軽減。
噴射力の自動調整
ぺリオ用チャンバーを接続すると、歯肉縁下での使用に合わせ、噴射力がプロフィーモードのパワーから自動的に20%低下します。
(噴射部位や患者さまの状態を見てパウダー流量と水量を調整してください。口腔内の状況に合わせ、低いパワーから徐々に設定を上げていくことをお勧めします。)
-
歯周ポケット内に適したパウダーの流れ
歯周ポケット内を考慮した噴射が可能。全方向への均一な流れにより、軟組織へのダメージを最小限に抑え、歯肉縁下のプラーク・バイオフィルムを効率的に除去します。パウダー(エアー)・水は歯周組織へのダメージに配慮し、別噴射となっています。
-
アクセス性と歯肉への安全性を追求した、柔らかいプラスチックノズル
細くて薄く、柔軟性のあるノズルチップは、歯牙の豊隆に沿ってしなやかに曲がるので、引き締まった歯肉や隣在歯の根面への挿入も容易で、患者さまの苦痛を軽減。視認性の良い半透明の材質により、歯肉縁下への挿入も快適。ノズルチップは患者さまごとに交換するディスポーザブルタイプ。滅菌済で開封直後に使用可能です。
-
【使い方】
歯周基本治療の終了した歯肉縁下3mm以上6mm未満の歯周ポケット内バイオフィルムの除去①ノズルチップを治療に適した3mm以上の歯周ポケット位置までゆっくり挿入してください。
この時、それぞれの患者さまのポケット数値に応じて挿入する深さを調節してください。
※3mm以内の挿入ですと歯周ポケット内へ効率良くパウダーが噴射されない場合があります。
A:歯周ポケット6mm未満の場合
B:歯周ポケット4mmの場合
-
② 1歯1面約5秒・計20秒までの噴射で使用します。
-
③ノズルチップはパウダーの噴射方向に沿って横方向に移動させながら、歯面の縦方向の往復や小さく円を描くように動かすのがポイントです。
※ペダルを離した後に、パウダーケース内のエアー圧力が抜けるまでパウダーが噴射される場合があります。パウダーの噴射が止まるまでバキューム等で吸い取り、口腔内にそのままパウダーが噴射されないよう注意してください。