経営理念

歯科医療は、
あらゆるライフステージに応じて口腔機能を維持し
ー 人々の「生きる力」を支える ー 
ことが大きな役割です。
当社は、優れた歯科器材の開発、
製造、販売を通じて、
歯科医療従事者の皆さま、
歯科教育に携わられている先生方とともに、
 より良い歯科医療への貢献を目指しています。

創造的な企業活動を通じて
世界の歯科医療に貢献する

【経営の原点 ― 創業者の志】
「日本人は日本人の造った歯で米を食わねばならぬ」
 今から約100年前の1922年、歯科医療の現場では欧米からの輸入品が主に使用されていた“舶来尊重”の時代に、創業者・三代松風嘉定は高い志を胸に高級陶歯の国産化に成功し、松風陶歯製造株式会社を設立しました。
 創業者・三代松風嘉定は、1890年に製陶業で名を馳せた松風家の婿養子に入った後、清水焼の技術をベースに、陶磁器の輸出、陶磁器製造の工業化、碍子事業への進出など、数多くの事業を手掛けていました。
 1915年、輸出陶器の販路拡大のために出向いた北米視察中に、岡田満医学博士(後の慶應義塾大学医学部口腔外科教授)から高級陶歯の国産化の必要性について強く訴えられ、人々の口腔衛生、そして社会に貢献したいという想いから、高級陶歯の開発を決心しました。
高級陶歯の開発には、日本人に合う形態、口腔内で使用できる材質、製造方法などの課題があり、その道のりは決して平坦ではありませんでしたが、多くの人々の協力を得ながら幾多の苦心と失敗を重ねた末、その夢を実現しました。
そうした創業者の“高い志、そして志を成し遂げる”という情熱は、以後脈々と受け継がれ、研究開発を重視する松風の礎となっています。

創業者 三代松風嘉定
創業者 三代松風嘉定