松風グループのマテリアリティ

当社は、当社グループにとっての重要性とステークホルダーからの要請などの社会視点の両面から分析を行い、サステナビリティ基本方針を踏まえ、当社グループが取り組むべき課題として4つの重点テーマと、それに紐づく16のマテリアリティ(重要課題)を特定しました。

マテリアリティの特定プロセス

  • STEP 1

    社外取締役及び
    事業部門への
    ヒアリング

    長期的な視点で当社が優先的に取り組むべき社会課題について、社外取締役にヒアリングを実施しました。
    また、当社に関連する社会課題やリスク・機会を抽出するため、中期経営計画の取組状況や社会課題への対応状況等について、事業部門に対してヒアリングを実施しました。

  • STEP 2

    社会課題の
    抽出・検討

    以下の2つの切り口から40項目の社会課題を抽出しました。

    • ISO26001、GRIスタンダード、SDGs等の国際的なガイドライン等の参照により導出される課題
    • STEP1のヒアリング内容に加え、社会情勢、市場環境、自社状況の分析により導出される課題
  • STEP 3

    社会課題の
    重要度評価

    リストアップした社会課題リストをもとに「ステークホルダーにとっての 重 要 度 」「自社にとっての重要度」の2つの視点から分析と評価を行い、社会課題の優先順位付けを実施。
    サステナビリティ委員会、常務会、取締役会で討議のうえ、優先的に取り組むべきテーマを絞り込みました。

  • STEP 4

    マテリアリティの
    特定

    絞り込んだテーマをもとにマテリアリティ案を作成。
    併せて、各マテリアリティに対する定量・定性目標及び取組内容を整理し、サステナビリティ委員会で網羅性と妥当性を確認し、常務会での議論を経て、取締役会で承認を受けました。

マテリアリティ 目標 関連するSDGs
1. 人々のQOL向上への貢献
製品の品質保証と安定供給
  • 品質起因による製品回収ゼロ
製品の適正使用の徹底
  • 安全管理情報の収集・評価体制の強化
  • 製品の適正使用のための情報提供の充実
歯科医療課題を解決する製品・サービスの提供
(社会的意義のある製品・サービスの提供)
  • 歯科関係者とのパートナーシップ強化
  • 販売国数の拡大
  • 知的財産の保護・活用強化
  • デジタル関連製品・サービスの継続的な提供
  • 予防関連製品(GIOMER製品含む)・サービスの継続的な提供
  • 予防・デジタル関連製品の売上高比率の向上
デンタルIQ向上に向けた情報提供
  • 一般市民向けの疾患啓発、情報提供の充実
2. 地球環境に配慮した企業活動の推進
循環型社会への貢献
  • 製品開発、材料等のリサイクルシステムの展開
  • 再資源化率の向上
気候変動への対応・ 脱炭素社会への貢献
  • 温室効果ガス排出量27%減(2021年度比)
  • 2050年までにカーボンニュートラルの実現
環境汚染の防止
  • 環境関連事故発生ゼロの継続
3.企業価値の向上を支える経営基盤の強化
人権の尊重
  • グループ全体における人権方針の理解と取組の推進
  • サプライチェーンにおける持続可能な調達の推進
コンプライアンスの徹底
  • 重大なコンプライアンス違反の発生ゼロ
リスクマネジメントの推進
  • 実効性の高い事業継続マネジメントの実施
コーポレートガバナンスの強化
  • グループガバナンスの強化
  • 実効性の高いコーポレートガバナンス体制の構築
適切な情報開示・ ステークホルダーとの対話
  • ステークホルダーへの調査・アンケ―ト及び対話の実施と改善施策への取組
  • 情報開示の質・量の充実
4. 働きがいのある組織文化の醸成・人材づくり
従業員の健康増進・ 労働安全の確保
  • 重大労働災害発生件数ゼロの継続
  • 従業員の健康意識(オーラルヘルスケアを含む)の向上
人材育成の推進
  • 従業員のキャリア開発支援の強化
ダイバーシティ& インクルージョンの推進
  • 女性管理職比率の向上
ワークライフバランスの実現
  • 従業員満足度の向上