研究開発
歯科材料・機器に求められる要素
私たち松風は、「創造的な企業活動を通じて世界の歯科医療に貢献する」という経営理念のもと、研究開発を重視する経営姿勢を貫き、長きにわたる歴史の中で、歯科医療に欠かすことのできない製品を世に送り出してきました。
当社が取り扱う歯科材料は、その多くが口腔内という温度差が激しく、多湿という過酷な条件のもとで使用され、最も大切な生体への安全性・適合性と、より自然に近いという審美性、臨床サイドでの操作性、健康保険対応製品が多いという性格上求められる経済性等の要素を高い次元でバランスさせることが必要となります。

研究開発の強み

こうした研究・開発には、有機化学、無機化学、金属、機械、電気、電子、バイオテクノロジー等の幅広い技術領域を必要としますが、これらの技術の蓄積と最適な融合による新製品開発力の優位性が当社グループの強みです。製品開発においては、世界的視野に立った革新的かつ先進的な新製品や地域の中間層・ボリュームゾーンをターゲットとした販売地域に適合した新製品の開発に注力するほか、技術革新や疾病構造の変化も踏まえ、「デジタル歯科」「予防歯科」と言った分野を注目領域・技術と捉えながらも、歯科診療・歯科技工のプロセス全般で使用される材料・機器の提供を通じた貢献を目指しており、これを可能とする開発体制を整えています。
創業者のDNAが生み出す開発の循環
これら開発は、決して独りよがりなものではなく、現場で得たフィードバックを活かし、新製品の開発・既存製品の改良に繋げています。最先端の基礎研究からユーザーの皆さまの使用感調査まで、幅広い情報をフィードバックし、開発に反映させながら新しい製品を生み出しています。また、海外グループ会社や特約店、KOL(Key Opinion Leader)となる歯科医師、歯科技工士、歯科衛生士の皆さまからの情報をキャッチし、照準を合わせて、使いやすい製品を設計しています。創業者のパイオニア精神と必ず成し遂げるという情熱は、企業文化となって今も受け継がれています。

口腔内環境の健全化と歯の延命に寄与する「S-PRGフィラー」
"口腔内環境の健全化と歯の延命に寄与する"を目指して研究を幾度となく重ね、S-PRGフィラーの独自開発に至りました。
S-PRGフィラーは、フッ素をはじめとする6種類のイオンを徐放するとともに、フッ素のリリース&リチャージ機能も兼ね備え、「歯面にプラークが付着しにくい」「口腔内を酸性からう蝕になりにくい中性へ近づける」等の特長を有し、患者さまの口腔内の健全な環境づくりに寄与します。
このS-PRGフィラーは、幅広い歯科医療分野への応用が可能なため、当社の様々な製品にS-PRGフィラーを含有し、それら製品の総称を"Giomer"とカテゴライズしています。当社では患者さまによる日常のホームケア、歯科医療従事者によるプロフェッショナルケアに続く第3のケア"マテリアルケア"として、世界中の人々の予防意識の高まりに対応するため、積極的な普及促進活動に取り組んでいます。


