環境活動

CO2排出量削減の取組み

 当社では地球温暖化防止に向けCO2排出量の削減に取り組んでいます。 エネルギー消費の大きい製造工程では、省エネに繋がる設備への更新や効率的な稼働等を通じてエネルギー効率向上に向けた取組みを推進しています。 オフィス部門では照明器具の適正化、冷暖房設定温度の調整等を徹底するほか、現在は全社的な取組みとして工場及び事務所の照明器具のLED化を推進しCO2排出量の削減に取り組んでいます。

 2022年度におけるScope1、Scope2のグループ全体のCO2排出量は、前年度比で0.8%の微増となりましたが、主に 事業活動の拡大の影響を受けたものであり、売上高原単位指数(2021年度比)では減少傾向で推移しています。

CO2排出量(Scope1+2)

(単位:tCO2

  2021年度 2022年度
国内 3,250.8 3,298.0
海外 2,032.5 2,027.1
合計 5,283.3 5,325.1
2021年度比増減率 0.8
売上高原単位指数(2021年度比) 100 89.5
2022年度CO2排出量(Scope1、Scope2内訳)

(単位:CO2

  Scope1 Scope2
国内 719.3 2,578.7
海外 496.5 1,530.6
合計 1,215.8 4,109.3

廃棄物削減と適正な処分

 当社は、事業活動によって排出される廃棄物のリデュース(発生抑制)やリユース(再使用)に取り組み、資源の消費と廃棄物発生を抑制して地球環境への負荷の低減を図っています。
 また、産業廃棄物の委託処理に際しては、委託業者の許可状況を十分に確認するとともに、適切な処理業者との委託契約により廃棄物のリサイクル化を推進しています。

水の適正管理

 当社は、節水による水使用量の削減と適正管理による排水の水質確保に取り組んでいます。環境影響の大きい物質の廃液については自社内に専用貯蔵施設を設け、廃棄物業者に委託して適切に処理しています。また、工場排水の適切な水質管理を行うために、法令及び条例で定められたpH数値等の規制を上回る自主基準を設定して運用しています。

環境に配慮した製品開発

 当社は地球環境との調和を図るため、製品使用時の廃棄物削減や製造工程におけるCO2排出量低減など、環境に配慮した製品開発に取り組んでいます。
 環境に配慮した製品開発の一例として、人工歯の包装容器では、ワックスフリーでプラスチック使用量を削減した環境に優しい包装容器を開発したことで、従来から一般的であったロウ板よりも廃棄物の削減や使用後の分別廃棄を容易にしました。
 その他にも、プラスチックから紙製への包装材変更、折りたたみ廃棄が可能な容器の採用、包装資材の簡略化などにより、歯科医院や歯科技工所等での廃棄物発生の抑制にも取り組んでいます。